終わった話

経過した事物

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.03.27

寝て起きて、解熱。 しかし発熱の気配は未だ周囲を彷徨っている。 朝の日課の散歩は見送り、極力省エネモードで荷造りを遂行した。 カーペットと炬燵をしまうと広々としたフロアが現れて、これはなかなか気持ちがいい。 新居では旧居よりも余白を残して暮ら…

2021.03.25

幾分眠れた。幾分って何分?360分くらい。 転居に際し、堅い職場なので固いお気遣いをいただくことが多く、毎度ありがたい温度感と距離感で感服してしまう。互いに愛を送り合うことの大切さはこの職場でとくと学ばせていただいた。自分もそう振る舞えるよ…

2021.03.24

起きた瞬間から徹夜明けのテンション。 夜通し夢ばかり見ていて、熟睡できていない。 懸念があるといつもこうだ。夢の中でもそのことについて考えて、寝不足になってしまう。私は人一倍変化に動揺しやすいんだと思う。 手を動かして懸念を解消すれば安心して…

2021.03.23

前日までのあらすじ! 繁忙する業務!進展しない転居の手続き!手を動かせば動かすほど破壊されていく自室! 午前11時頃、限界を感じて、明日の午後に半休を取ることを上司に申し入れた。 集中して各所を回って各所に電話をかけて、せめて転居の手続きを進…

2021.03.22

今週でいまの職場を去るので、同じタイミングで職場を去る皆さまと共に送別された。 すこしいい位置に座らされて目の前で生前の働きぶりをつらつらとあげつらわれていると、まるで自分の葬式を見ているかのような気分になる。 自分の中のひとつのたましいと…

2021.03.21

ずーっと雨で、ずーっと灰色で、まるでずーっと夕方のような日。 起きて用事を済ませてからは早々に酒を飲んで、8時間くらい夕方をやっていた。 つまり、音楽を聴いたりつまみをつくったり踊ったり天井を見たりしていた。 曇りの日はギターの音が頭によく響…

2021.03.20

休暇に辿り着き、ぐったりしている。 いつまでも寝ていたかったが、強固に確立された生活リズムのせいで普段通りの時間に起きてしまった。 身体(あるいは脳)のリズムに従っていつも通り散歩をした。私はだるいが朝日は明るくて、すこし元気が出る。 コンビ…

2021.03.19

業務の関係で学校の卒業式に参加した。 自分の卒業式でもさほど泣かなかったのに、彼ら彼女らが式に臨む表情、佇まい、仕草のすべてが尊いものに思え、おこがましくも関係する諸先生方を差し置いて止めどなく涙を流していた。 特に合唱の場面では、自分が参…

2021.03.18

ちっとも眠れなかった。ので、散歩をした。このあいだ道端で出会った犬と再会して、また撫でさせてもらって元気になった。人懐こくてすごい。彼(彼女?)はいつもやさしい目をしている。 なんだかうれしくなって、出勤までの残り時間が減るのも構わずに、コ…

2021.03.17

ここ数日、独り言がひどい。 脳から口へと通じるパイプが常時開になっていて、自宅でも職場でも帰りに寄ったコンビニでも、意図せずに言葉が漏れ出てしまっている。 脳のメモリが容量オーバーだ。赤ランプ点灯、危険。 繁忙する業務と新生活の準備を並行して…

2021.03.16

目覚めた瞬間、昨日とは違うとわかる。 カーテンをあけると地面に霜が降りていて、あからさまにふたたびの寒だった。 光の具合がとてもよくて、また朝のうちに散歩をした。 肺にちょうどよく刺さる程度の鋭さの冷気を吸って吐いてしていると、自分の生命活動…

2021.03.15

ねむい。が、あたたかい。ので起きられた。 昨日一昨日の寒さと暗さが嘘だったかのように、またしてもあかるくてあたたかい。嬉しくて朝から散歩をした。 薄衣みたいに柔らかい空気の中、空の澄んだ青色に白い雲がグラデーションをつくっていた。そういう水…

2021.03.14

一日中、しとしとと雨。 止むのを待ってから散歩に行こうとしていたが一向にその気配はなく、帽子をかぶって撥水のジャンパーを羽織って小雨の中を押し通った。 路上に動物は人を含めてまったくいない。植物も眠っているかのようだ。水面だけが踊っている。 …

2021.03.13

いつもより遅い時間に散歩に出たらなぜか動物とよく出会った。 薄茶色の雀が鈴生りに留っている電線の下に真っ白なトキがいて、近寄ったら私の周りを半旋回して低い位置で飛んでいった。 すこし歩いて沢を下ったあたりでまた合流したが、邪魔してすまないな…

2021.03.12

今朝の木々は群像のようだった。 個々の存在感が立ち上がっているというよりも、生物として群生していることの強さのようなものが伝わってくる。 まるでアンビエントみたいな朝だと思ったけど、概念として先にあるのはどう考えても環境のほうだ。 薄暗くて薄…

2021.03.11

風が止んで、朝は万物が静止している。 直立不動で佇む木々の1本1本が御神木のような威厳を出していた。 朝の万物はすべてが等しく照らされているように感じる。その日1日分のあらゆる可能性が付与されているかのような。 いつも浴びている夕方の光よりも…

2021.03.10

朝。小雨。 明度の低い光がレースの白い繊維を通り抜けて、室内が均一に薄暗い。 折坂悠太さんの新しいEPを聴く。視覚がやや遮られた室内で、音もまた綺麗な粒子(あるいは波)のひとつなんだと気が付いた。 外を歩き回るようになって、自分の身体感覚に自覚…

2021.03.09

あかるい。風の形がのびやかで綺麗。夕方の黄金色の空の下では全ての物質にスポットライトが当たる。iPhoneのカメラを向けるだけで存在の輪郭がまざまざと撮れる。 有機物でも無機物でも、自分にとってその存在が信じられる物は内部に生命が透けて見える。ま…

2021.03.08

仕事そっちのけで日頃の行いを反省していたが、仕事が忙しくなってそれどころではなくなってしまった。年度末も第二週目に入り、みんな本腰をいれてソワソワしだしている。自分のやるべき事には特に変わりがないのだが、周りの浮つく空気につられてなんだか…

2021.03.06

休日なので長散歩をした。 日差しも気温もすっかり溶けて、春のコートで出歩ける。先日までは何もなかった路傍の草だまりから何らかの芽が出てきていて、かわいい。毎日外を歩いていたら、春は土の薫りが立ちあがった後に草の薫りが立つということがわかった…

2021.03.05

今日で職場を去るアメリカ出身の同僚が私のために手製のmixCDを作ってきてくれた。私は彼のことが大好きだったのに、彼がいないときに限ってひそひそとなされる会話に対して「クソつまんねー話やめろよ」と言うことがついぞ一度もできなかった。彼に向かって…

2021.03.04

だるい。些細なことで悲しくなるし苛々する。ほんとうは誰も彼も世界もわるくない。ただだるい。 先月の今頃も先々月の今頃も同じような状態になっていて、来月の今頃もきっと同じような状態になっているであろうことが予想される。同じことの繰り返しをこれ…

2021.03.03

カーテンを開けた瞬間に目に飛び込んできた朝の光にいま散歩をしたら絶対に気持ちいいだろうと確信したが、このタイミングで外に出てしまうと出勤時間までに帰ってこられないだろうと予想されたので泣く泣く諦めた。退勤後に埋め合わをするような心持ちで散…

2021.03.02

ホカホカの状態で目覚めた。窓の外は薄曇りで、空気が湿っている。我が家で最も薄い窓辺からは暖かい空気と共に土の匂いが侵入してきていた。どうにもいきものくさい。そうだった、春という季節は気配と予感で満ちているんだった。夕方までに本格的に雨が降…

2021.03.01

起きた瞬間から不調の日。職場の気の置ける人と積極的に雑談するなどして半ば回復に成功していたが、努力の甲斐も虚しく由々しき事態が発生した。 以前一緒に住んでいた人から連絡があり、彼の家に残してしまっていた私物を受け取りに行くことになった。2020…

2021.02.28

起きて散歩してスーパーに行って帰ってきて昼食を作って食べて、銀行に行って帰ってきてビールを飲んで読書をして通話をして夕食を作って食べて、シャワーを浴びて読書をしてアイスを食べていたら1日が終わった。 このところ、散歩と読書と料理の三要素でほ…