終わった話

経過した事物

2021.03.03

カーテンを開けた瞬間に目に飛び込んできた朝の光にいま散歩をしたら絶対に気持ちいいだろうと確信したが、このタイミングで外に出てしまうと出勤時間までに帰ってこられないだろうと予想されたので泣く泣く諦めた。
退勤後に埋め合わをするような心持ちで散歩に臨んだが、光の具合が凡庸な感じに変わってしまっていたために不服な結果となった。
もしかすると、夕方の光よりも朝の光の方が日によって違いが大きいのかもしれない。
朝でもいつでも散歩に出られるように、すこし早く起きるようにしようかな。光中心の生活、悪くないような気がする。

 

同じ街に住む友人と会ってハンバーグを食べてパフェを食べてカラオケに行った。
親しい人と会うと安心して、絞りカスになるま楽しみ尽くしてまう。平均して3時間ほどで声も言葉も出なくなる。最終的にぐったりするのが不服だ。けどとても楽しい。
今月末にはこの街を出ていくので、来月からはこうした会合を頻繁には開けなくなる。
別れ際、これからもう何十度も会うことを想像しながらも、もう一度会おうねと約束した。

 

友人とのやりとりで全部絞り切ってしまったので、当然のごとく日記が書けない。全ての文字が蚯蚓に見える。夕方の段階では蚯蚓ではなかったはずなのに。いや、元々蚯蚓だったのか?
確かめようとしてインターネットにアップロードしてみると、やっぱり蚯蚓が逃げていった。
抱え込んでいたのは小さいつづらだった。