終わった話

経過した事物

2021.03.25

幾分眠れた。
幾分って何分?360分くらい。


転居に際し、堅い職場なので固いお気遣いをいただくことが多く、毎度ありがたい温度感と距離感で感服してしまう。
互いに愛を送り合うことの大切さはこの職場でとくと学ばせていただいた。自分もそう振る舞えるようになりたいなと思う。

 

お世話になっていた美容室に挨拶にいった。

しばらく分のパワーを溜めるような意気込みを隠し持ちつつ、いつも通り先生とコーヒーを飲みながらお話をした。

帰る前にわがままを言って、皆さんと写真を撮らせてもらった。写真を送ることを口実にして担当のジャンボさんとLINEも交換した。

ここで聞くお話は全てが信じられないような奇跡ばかりで、ここにいる間はまるで別世界にいるかのようだったが、しっかり現実と結び付けさせてもらった。これからはクラウド上にアップロードしていつまでも眺めすかすつもり。

でも、この人たちにすぐに会えなくなるのは不安でちょっとむなしい。孤独感以外の寂しさがはじめてわかったかもしれない。遠くなるということは、たしかに悲しいことだね。

行ってきます、と言って店を出た。けれども、まだ帰ってない場所が沢山あるような気がする。

 

お腹が空いてマクドナルドで廉価セットを食べた。
ドライブスルーで注文する運転席の顔を店内から眺めているときがいちばん人懐こい気分になる。