終わった話

経過した事物

2021.05.10

トキトキとした頭痛を保持したままに出勤。

こんなにさわやかで後悔のない二日酔いはなかなかないな。毛細血管だけが昨夜を憶えている。

忘れるように仕事をした。だんだんと長期休暇のねぼけから目が覚めつつある。

(わたしにははたしてどちらが夢でどちらが現実なのかあまりわかっていないけれども。)

 

入社以来、どうやらお昼ごはんを食べすぎている。

人と一緒に食べると、どうしても食べすぎてしまう。相手の呼吸に合わせて食べてしまうから。

夜も朝もお腹が減らないので、みそ汁以外の自炊をする機会がなくてちょっとさみしい。

人には根源的にいろんなさみしさがあって、これは贅沢な部類のさみしさだなと思う。

他人と自分に同時に会うことができるようになったらさみしくなくなるのかな、とも思う。

 

最近付き合い始めた人からの電話の誘いを断って、ひとりで天井を見上げながら睡魔が来るのを待って、何やってんだろ、と思った。