終わった話

経過した事物

2021.04.05

月曜日。めくるめく繁忙。

引き継いだ仕事の締め切りがどれも喫緊に迫っていて、はやくも慌ただしくしている。

頭の中で工程を組む暇も知識もないままに言われた通りに手を動かしているだけで1日が終わる。新人ってやっぱり忙しいんだな。とても正気じゃいられないね。

 

新しい職場の人たちがあまり挨拶をせず喋る時に声も張らないことを不思議に思っていたが、退勤時の自分がそれとまったく同じ状態になっていることに気付いて愕然とした。

これは、それぞれの性格や生活態度の問題ではなくて、みなさん疲れすぎてこうなっているんだ。

出勤時はまだ周りに気を配る余裕があるが、お昼を回ったあたりからどんどん必死になってしまう。15時を過ぎるともう自分自身かPCとしか会話ができない。

当面の目標が「出勤から退勤まで元気に挨拶や世間話をする」に決まった。

人が仕事をする上で大切なことは処理能力よりもバッファだと、かつての上司や同僚たちに教えてもらったから。処理はPCに任せて、自分はなるべくニコニコしてそこに居ていたい。

 

退勤後、冷凍食品の夕飯を食べて銭湯に行って冷凍食品の買い出しをして、静かなコインランドリーで回る洗濯物を見ているとき、気を抜いたらこのまま心臓が止まってしまいそうだと思った。

もうがんばらなくていいよと言われたいなと思ったけれども、いかんせんそうもいかない。どう考えてもがんばりどきだ。

ずっと真綿の中で呼吸をしているかのようにしんどい。はやくこの局面を抜けたい。