終わった話

経過した事物

2021.02.12

仕事中、ずっと叫びだしそうなのを堪えている。
たとえば業務の合間にふと、窓の外に見えた光がきれいだった時、いつかどこかの誰かを思い出した時、出勤時に聴いていた曲が頭の中で流れ出して止まらない時、胸がギューッと苦しくなって、ワーッと暴れたいような気がしてくる。

職場で嫌なことがあるからとか、落ち込んでいるからとか、そういうことじゃないんだけど、職場にいる間、具合はよくないし意識が散漫で全然集中していない。すぐに意識が形而上に飛ぶ。(これは言い訳だけど、給料を頂いているので最低限それに見合う程度の業務量はこなしているつもり。)
なけなしの社会性をよすがにして我慢していると、大抵そのうちお腹を壊す。感受する脳の活発さやそれによって活発になる交感神経の働きに肉体が耐え切れなくなっているのかな、と思う。
来年度からはもうすこし仕事の負荷が上がるはずなので、やっていけるのかいまから心配だ。
やっていけなくても気にすることはないんだけど、収入がなくなって飯が食えなくなるのは困る。

 

昨日の家での時間が充実していたので、その感覚を忘れないように今夜も何か意味のありそうなことをして過ごした方がいいだろうと思っていたのに、結局また今日も酒を飲んでしまった。
ここしばらく、週末になると5日間分の我慢した衝動を昇華(消化?)するように過剰に飲酒してしまう。
1缶390円くらいのビールを飲んでいるうちは楽しかったが、1缶158円のビールを飲んでいるうちにニュートラルになり、ダメ押しで1缶98円の缶チューハイを飲んでいたら虚しくなってしまった。無意味な酔いは生の無意味さを思い起こさせる。
布団に入りさえすればどうせすぐに寝られるとわかっているのに、わざとちょっとぐずってから寝た。情けないが自慰とほぼ同義だ。仕方ない。夜だし。ひとりだし。