終わった話

経過した事物

2021.02.11

木曜、祝日、家日和。
週中の休日は仕事モードが残っているからか、妙に気分が落ち着いている。曖昧だが、散漫にならず、集中している。
外を動き回って遊ぶよりは家に篭ってずっとなにかしらの作業をしていたい気分。
この機に乗じて以前から構想(いや夢想?)していた自炊についての本を作りたいなと思い、方向性や項目などについてアイディア出しをした。
早速手をつけようと思っていたが、まず書けばいいのか、先に完成形のイメージを固めてしまったほうがいいのか、で迷う。
信頼のおける人に相談したところ、モノとして本にする過程で生まれる物理的な制限によって必然的に情報が編集されるので、書きたいことがいろいろあるならばまずはとにかく書くのがいいのではないかとのこと。
納得したのでその通りにする。身近な先達はありがたい。

 

参考にしたいと思って本棚から好きな料理本を抜き出して読んで、改めてどれもこれも素敵で最高だった。
真似したい、または真似できそうだ、という文体やレイアウトも多く見つかった。
自分にとってグッとくるようなものは、作者と自分の思考や感性が近しいものだったり、自分の延長上にあるようなものだったりするので、なにかをつくるときはそれを真似していくといいらしい。
これは同じく本棚にあったphaさんの『知の整理術』の受け売りで、こちらも改めて読むとものすごく参考になる。文章を書く人のものづくりHow toはかなりドンピシャだ。
やはり自分の本棚は頼りがいがあるな、と思った。かつてはピンときていなかった事柄も、納得感を伴って落とし込まれていく。自分をつくっている材料の一部なので、かつてといまとこれからを反芻しているような感じ。
近ごろは図書館から借りてきた新しい本ばかり読んでいたが、もしかすると今、これまで読んできた立ち返るタイミングなのかもしれない。
どの本も奥付を見ると、作業項目(?)ごとに色々な人の名前が並んでいて、そうだよね、と思う。
自分がなにかをするときも、できればいろんな人の力を借りたい。

 

あれやこれやをやりつつ、ずっとYouTubetofubeatsさんのチャンネルの『ハードオフビーツ』という企画を観ていた。
こんなことを言うのは烏滸がましいけれども、2011年のやつがダサくてクサくてイイ。
いろんなジャンルでいろんな人たちがいろんな遊びをやってだんだん上手くなっていくんだな、と思って勇気が出る。自信満々に遊んでる(ように見える)人を見ると安心しちゃうな。
オカダダさんのルックスが6年の時を経て爆裂に垢抜けて格好よくなっててすごい。お洒落ってなっていけるもんなんだなぁ。

 

こんなように過ごせたらよいな、と思っていたような休日を過ごせたのでかえって不思議な気持ちになった。拍子抜けだ。
明日は仕事をして、また土日がくるが、そちらは果たして。