終わった話

経過した事物

2021.02.09

繰り返し(ほんとうに繰り返し)tofubeatsさんの『Too Many Grils (feat. KREVA)』を聴いている。

ずっと、とんでもない歌詞なのではないか?と思いながらも聴いていたが、歌詞を見たらほんとにとんでもなくてウケてハマってしまった。

なんの意図があってそんな歌詞を書いてるんだろう。

冗談なの?マジなの?それとも?


寝不足が続いているからか、時折ハイになってそわそわしている。

そんな時、スマホの待ち受け画面に設定している絵がやけに綺麗に見えて、仕事の間にしばしば見つめた。

絵を描いた人が言っていた通り、グラデーションの陰影で絶妙に見えている波の境目を追っているとずっとぼーっと見ていられるし、そうしているとだんだん気持ちが落ち着いてくる。

こんな調子だと絵のことも、絵を描いた人のことも、どうしようもなく好きになってしまう、と思った。

私にはマジの好きがありすぎて誰の手にも余る(らしい)。好きを直接ぶつけたらきっとイタいだろうと思うので、一旦心の内に留めておく。時折胸が張り裂けそうな気持ちになるのは、この習慣のせいだと思う。

際限なく好きになるのが辛い。利害関係する限り、両手で掬った砂が時計のように指の間から溢れ落ちいくのをずっと見つめ続けることになる。それを自覚した時、すごく寂しい気持ちになる。


学生時代にお世話になった町のお世話になった方から連絡があり、今度その町で新たなチャレンジをするという同世代の方々とZoomでお話をさせていただいた。

彼女らのチャレンジは私が将来やろうとしていたことに近く、興味の嗜好も似ていて、すぐに意気投合した。

小一時間ほど事業や生き方について語り合い、今度かの町に遊びに行くことになった。

私はToo Many Girlsを好きになっても利害関係を結ぶことはできないが、ダチにはなれるようだ。

なんか、それでいいかもしれない、と思った。

全人類に片想いしているような人生だが、手元に何も残らずとも、気持ちを伝えているその瞬間だけは満たされるならばそれでもいいや。

一度話をした全員を好きになって、全員を応援するのもいいのかもしれない。

そんなことを言ったってどうせ肉体にも精神にも時間にも限界はあるし、そんなことをしている内にいい塩梅に収束するだろう。

ハイになっている。リリックを聴いて踊って寝る。