終わった話

経過した事物

2021.01.29

またまた、午前3時に目が覚めた。

いい加減にしてください!自律神経の問題か?

 

夜越しの大雪の予報のはずがピーカンの晴れで、みんな妙にテンションが高い。よく雑談をもちかけられるし、自分も珍しく(!)愛想よくそれに応えられる。

むしろみんな、疲れていたのかもしれない。ヘトヘトに疲れ切った末に、最後の力を振り絞るみたいに妙にハイになることって、あるよね。


気温が低いせいで常に背中に薄氷が張っているようにうっすらと凝っていて、時折それをパリパリと割るように肩を回してほぐすんだけど、またすぐに薄く氷が張る。

お昼を過ぎたあたりから予報通りの大雪になり、さらに気温が下がって肩がしっかりガッチガチに凍った。

肩が凍ると頭に血がいかなくなるのか、ちょっと意識が朦朧とするので厳しい。


退勤後、けっこう疲れたので何かスペシャルなものが欲しいなと思ったが、それを考えることすらままならない。

結局、スーパーに寄って冷凍唐揚げと缶のレモンサワーを買い、在宅居酒屋をやることにした。

私が追憶するような猥雑な飲み会がひらかれる居酒屋の構成要素は、冷凍唐揚げと冷凍ポテトと安酒でおおむね全てだ。あとは任意のサラダ。

栄養バランスのことは考えずに酒を飲みながらひたすら唐揚げを食べ続けていたら、治安が悪い気分になってきた。これこれ、これが欲しかったんですよ。のちに深刻な悪影響を及ぼさない程度に意識を飛ばすための小規模な破滅が。

調子に乗って冷凍庫にあったピザも焼き、雑居ビルの居酒屋のコース2000円飲み放題定食が完成した。唐揚げもピザも安っぽいクリスピーさでおいしい。

 

翌日に酔いとだるさしか残さない無意味な午前2時のことが懐かしい。

あの頃、周囲の誰も彼もが将来に対する漠然とした不安に包まれていて、話のタネが尽きなかった。

いまは、午前2時に起きていると不安になるのだとわかったから、あまり夜更かしはしなくなった。

睡眠こそがいちばんの問題解決だということもようやくわかってきている。

 

食べて寝ることがすべてなんだけれども、それを淡々とやろうとするといずれ飽きてしまう。

たまには何かの企画だと思うと楽しめるのかもしれない。

来週の金曜日はどんな破滅をしようかな。