終わった話

経過した事物

2021.01.13

携帯のアラームにも気付かないほど深く眠っていた。

期せずして30分間で行う身支度のリズムを思い出しつつある。


業務は本日も虚無で、自己効力感のゲージが減少していくのをただ見つめているうちに勤務時間が過ぎた。

ゲージ減のデバフがかかっている時はそういう状態というだけのことなので、そういう状態というだけのことだぞ、と自分に言い聞かせ続けている。

さもなくば、身の回りの人全員のことを信じられないような気持ちになってしまう。

 

一昨日あたりから藤井風さんの音楽をずっと聴いていて、頭の中であの音たちが鳴り続けている。

詞も歌もリズムもピアノもとんでもなく才能がある人だ、と今更ながら気付いた。

そして、ご自身のことが結構好きそうなところもいいなと思う。

だってそんなのとても正しい。自分自身をも愛せるほどの愛を携えた人は発光して輝いて見える。


退勤してもあかるく外気があたたかい。

全てのものが正しい場所に存在しているかのような気分になった。

思わず薄着で散歩に出て、冷気で肺が痛むのすらをちょっと愉快に思う。

コンビニに入って棚を目の前にして、どうしてもワンカップをレンジでチンして飲みたくなり、あぁ、なんだかんだ疲れていたんだな、と気付いた。

アルコールは我慢してコーヒーを飲み、それはそれで心臓がはやくなるのをようやく不安に思った。


友人と長電話をして、電話を切ったら相当にお腹が空いていた。

味噌汁を作って飲むが到底満たされず、ちょっと混乱した気持ちになりお酒を煽りたくなる。

ひとまずあっっっついシャワーを浴びて、大きな音で音楽を聴いたら満足した気分になった。


ゆらぎがあり、ゆらいでいる。

1/f程度のものであればよかったのですが。

はやく春にならないもんですかね。