終わった話

経過した事物

2021.01.02

明けました。おめでとうございます。


市内をひとりで散歩した。

駅前に新しくできた書店を見回って、ポッポでポテトを食べて、バスで商店街に移動して新古書店で買い込んで、喫茶で珈琲を飲んで、ジュンク堂で文芸誌を見て、喫茶でりんごジュースを飲んだ。

気ままにあるくときがいちばん楽しい。

偶発的な出会いこそがこの世の喜びだ。


この年末年始で背負ったリュックの肩紐が千切れるくらい本を買っていて、正月休み中にこれらの本を読み切れるのか、自宅の本棚に収まるのか、来月の生活費は大丈夫なのか、よくわからない。よくわからないことにしている。

でもやはり、新しく出版される本はその時に買って読んでこそだなと思った。立ち読みして読んだつもりになるのとでは全然違う。

最新の情勢について自分の頭で答えを出すには、参考書として最新の本が必要だ。

あと、昨年から友人が高校生のためのブックカフェの運営をはじめたので、読み切ったらそこに寄贈すればよい、と考えると、良書を買うハードルが下がる。

高校生に読ませたい本は自分にも読ませたい本なので、逆説的に読書のモチベーションも上がる。

読書は孤独な作業なので、それを通して人との繋がりが見えた時、びっくりするくらい嬉しい。

ひとつの場所を運営することで多様な在り方を提示している彼のことを尊敬している。


さまざまな本に影響されて、消費するだけではなく何かつくりたい、という気持ちになっている。

文芸誌の巻末を読み漁って新人賞の応募要項について調べた。

そういうことからは目を遠ざけてきたけれども、一度は目標をもってちゃんとやってみてもいいかもしれない。新年だし。もう大人だし。

でも、賞金300万円とか、受賞作は単行本にして出版、とか言われても、遥か高みすぎて筆が竦んでしまう。

逆にそれがいいのかな。それでも書かざるを得ない人だけが書くんだろう。

 

ごちゃごちゃと文字を記してしまったので、お目直しに散歩で撮った写真を載せます。

 

f:id:mtdch:20210103112820j:image

屋根ぴかぴか。

 

f:id:mtdch:20210103112827j:image

この世の全ての小路にはこの世の全てがある。

 

f:id:mtdch:20210103112843j:image

サイン本やんけ!!!マジ!!?感謝。

 

f:id:mtdch:20210103112915j:image

読んでたらくれた。紫陽花だよやったー。

 

f:id:mtdch:20210103112956j:image

天の川みたいだね。見たことないけど。

 

f:id:mtdch:20210103113006j:image

浮いてるしょうがを食べた。

シナモンは致死量が気になって齧らなかった。

 

f:id:mtdch:20210103113029j:image

どうかそのままでずっと在ってくれ。