終わった話

経過した事物

2020.12.02

職場にはいつも同じような服を着て行っていて、大抵はチノパンに薄手のスウェット、その上にフリースを着て仕事をしている。

昨日の寒さを受けて薄手のスウェットをセーターに変えたところ、みるまに精神衛生が向上した。

やっぱり体温とか血流とかの問題なんじゃん。そうだよね?


今日は幸いなことに昨日よりも日差しが明るくて、心なしかいつもよりも休憩時間に事務所で雑談する人の姿が多く見える。

きっとみんな昨日は堪えてて、それをなんとか取り戻そうとしていろいろ試みているんだろうな。

この事務所だけでなく、いろんな場所でそういうことが起きているんだろうと思う。

こういうとき、人間って愛おしく見えちゃうよね。


お腹は引き続き詰まっている感じがしていて、もしかすると肉の油があまりよくないのかな、と予想する。

今晩は魚にしてみようと思い、サーモンアボカド漬け丼をつくって食べた。

サーモンをわさび醤油で漬けるとき、ごま油を入れるかどうかいつも迷う。

以前Twitterでバズっていたレシピでは、ごま油を入れることでバカうまで全人類おすすめの味になると紹介されていて、それを見てからは入れないと損のような気がしてつい入れてしまう。

損という感情って、持っているものを失ったときよりも、持てるはずだったものを持てなかったときの方がつよく感じる気がする。

ごま油で漬けたサーモンはたしかにごはんが進む味だけど、食べ終わる頃にはサーモン自体の油っぽさも加わってちょっとくどく感じた。

次回はわさび醤油のみで漬けるぞと思うけど、多分、次作る時もまたごま油を入れてしまうんだよな。

というか、油を避けようとしたのに結局は油を摂っていて、本末転倒だな……。

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食後にこのあいだ焼いたバナナケーキの最後の一切れを食べたので、次のケーキを焼いた。

リンゴをシナモンとグローブと一緒に煮て冷まして、バナナケーキと同じ配合の生地に入れてみる。

ただバナナとリンゴを入れ替えただけなので、バナナのとろとろ感がなくなった分どっしりとした生地になってしまった。

メープルシロップを入れて無理矢理のばして、どうにか型に入れて焼く。


お菓子は料理と違って、火入れの途中に味や食感の調整をすることができないので難しく感じる。

材料を全て混ぜた段階で、おおむねの完成度が決まってしまうのではないかと考えている。

わたしは生地の状態からは完成の想像がはたらかない。

お菓子のレシピをつくる人はすごいなぁと思う。

 

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170度40分後、上部は少し焦げて硬くなったけど、中は思いの外ふんわりしていてちょっと甘めのそれなりにおいしいケーキが焼き上がった。

友人にケーキを焼いたよと報告すると、素敵な生活だとお褒めの言葉をいただいた。

ごはんのことばかり考えているいやしい生活だけど、そう言われるとわるくはないなぁ。