終わった話

経過した事物

2020.12.01

信じられないくらい寒い日だった。

気温がグッと下がる初めの日は、体が温度の変化についていけずにとても寒く感じるし、自律神経が異常をきたす。


朝起きて布団から出られずにTwitterを徘徊していると、昨夜あたりからみんなのメンタルの様子がおかしいことがわかる。

職場でも、いつもよりも顔色のわるい人や感情的になっている人が多く見えた。


これなんだよな、東北という地の厳しいところは。

ここの冬を生きるってだけで、人体には大ダメージなんだ。

下北半島のみならず、ここは生と死のはざまの土地のように思う。


それで今日わかったことは、私はストーブの前にいれば元気で、それ以外の場所にいると頭がワ〜ッとなってしまうということ。

昨夜感じた不安感も、おそらく体の冷えによるものだろう。

私たちが気持ちだと思っているものは、脳内物質なりホルモンなりの作用の結果でしかないから。

あんまり気持ちのゆれの理由にこだわらないほうがいい、といまは考えている。

理由よりも、結果に対処していく方が前向きだ。


そうとわかれば今夜も鍋で、今日は出汁をコンソメキューブに変えて、ウインナーなんかを入れてなんちゃって洋風鍋にした。

一口食べて、ルーの入ってないシチューだな、と勘づいたが、これはこれでうまい。

本を読みながら、このあいだ焼いたバナナケーキも食べる。

最近は自分のつくるものを美味しく食べられていてわりと幸せだ。

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ストーブをガンガン焚いて、布団をあつくして眠った。

絶対に生き延びてやるぞ25回目の冬。