終わった話

経過した事物

2020.11.17

通り過ぎた出来事について、あれこれと働きかける夢を見た。

起きた時点でグッタリとする。まだ一昨日のカフェインが抜けていない。

頭に屑がぎっしり詰まっていて苦しいが、どうにかPCを開いて文章を打ち込む。

とんでもなくつまらない文しか書けないが、頭がすっきりするならなんでもいい。

 

気づくと、精神が荒野のような場所に立っているときがある。

地面は黄色っぽくて砂っぽくて、薄暗くてけむっぽいが、空は晴れている。

どこかとつながっているのになぜだか隔絶されているような場所に、突如一人棒立ちになっている。

ひどく落ち込んでいるとき、そんなイメージが頭に浮かぶ。

周りに人はいるのに、声を出しても届かないような、相手がすごく遠くにいるような感覚。

実際にそういう時は全然声が出ないし、(多分それゆえに)うまく人と会話ができない。

自分自身もそこに存在する意識が薄く、ボーっとしていたり意識が飛んでいたりする。

行き方も帰り方も分からない場所に突如ループするのはかなり困る。

 

日記を書いて弾みがついたのか、荒野から遠隔操作で車を運転する間、この荒野を描写したいな、と思った。

自分でもどこかわからないざらつく場所を、よく見て書くことですこしわかる状態にしたい。

 

睡眠時間だけはたっぷりととっていたので、体の動くままに仕事をしていると、そのうちに意識が荒野から帰ってきた。

退勤後、結局見なかったレンタルDVDを返却し、帰宅して豚汁をつくって食べる。

8畳一間には自分以外の意識が存在しておらず、頼りないが安心する。が、頼りない。

21時過ぎには布団をかぶった。寝ることはできている。