終わった話

経過した事物

2022.02.19

朝から晩まで二日酔いのような日だった。

昨夜の終盤、余計に口をつけた日本酒が効いてしまった。

これは例えだけれども、秀逸な文章は過不足がなくて、私はいつも一言余計だ。

 

身の回りの状況が、いよいよ外出がはばかられるような雰囲気になってきたので、掃除と買い出しだけをしてあとは部屋の中で大人しく過ごした。

食品棚と冷蔵庫を整理してスペースを空けて、レトルトカレーも、缶詰も、酒も、生肉も、キャベツも、いつここから出られなくなってもいいように、いつもの2倍の量を買う。

こうやって安心しているだけで、免疫がちょっと上がるような気がする。

 

娯楽も買っておいた方がいいんだろうか、と思って、無性に最新型のゲーム機が欲しくなった。

もうずっと、ここではない、広くて遠くて自由などこかに行きたい。

ちょうど、最近発売されたばかりのポケモンの最新作がそのような作品になっている、と友人が教えてくれて、俄然興味が湧いた。

やっぱり、いまはみんなそういう気持ちなのか

もしれない。

自分の思い通りになる世界に行きたいなと思ってしまう。

 

夕飯に作った長芋を入れたお好み焼きがもちもちとして美味しくて、2/3を食べて1/3を冷凍庫に入れた。

これまでもそうだったけれども、これまでよりも格段に先の見通しのつかない(ような気がする)世界に来てしまった。

飯をつくることと食べることだけはわかるし、できると思う。