終わった話

経過した事物

2022.02.16

職場でとんでもないことが起きてしまい、みんなも私もパニックになった。

脳内を濁流のように押し寄せる感情の渦をその場で言語化せず、「はぁ〜〜」の一言で止められてよかった。

言ってもしょうがないから。感情を受け止めてもらえたら少しはすっきりするかもしれないけれども、ここはそういう場所でもないし。

 

フラフラと家に帰り、花とか、おやつとか、置物とか部屋中に散らばった気に入りのものから元気をかき集めてなんとか立つ。

風呂に入り、飯を食い、洗濯物を干す、すべての行為にいつもの1.5倍の時間がかかった。

思えばここしばらく、状況は悪化するばかりで、随分前から支えにしていた楽しみも白紙になり、もう全部嫌になってしまうな、と思う。

思うと、泣く。止めても出てくるし、思うことも止まらない。

なにも失ってはいないのだけれども、それでも絶望はするものらしいです。