2021.01.15
毎朝毎夕あかるいね。
あさぼらけにあかるいあかりことひかり。
出勤時に登る坂の頂に日の光が輝いていて、ハイそうです、という気持ちになった。
おわしますとおり、天地万有はうつくしいです。
退勤後、金曜夜の高揚感でハイ&ローになってしまった。
まだまだ遊び足りない気もするし、ひどく疲れているような気もする。
ひとまず熱めのお湯を浴びたがそれでもまだソワソワしている。
今夜に対する態度を決めかねているうちに時間が経ち、極限までお腹が空いてしまった。これはよくない状態。
労せずにごはんを食べたい、という気持ちを言葉に出して、んなことあるわけねーだろ、という反動をバネに起き上がる。
冷凍していた牛もつを下茹でして任意の野菜と共に土鍋に放り込み、もつ鍋をつくった。
もくもくともつ鍋を食べているうちに、引越ししてきた当初、もうしばらくはこの大きな土鍋を使って鍋を食べることもないのか……、などと考えてはメソメソと泣いていたことを思い出した。
そんなことは全くなく、気付けばこの家でもひとりであらゆるアラカルトの鍋を食べ重ねている。
ワッハッハ、参ったか!という気持ちになったが、別にこれで参っている人はいないだろう。
私か?んなバカな。だってもつ鍋おいしいよ。
ほろ酔いどころかガチ酔いしたい気分になったので、飲酒をキメ込んだ。
お酒を飲むと自他境界が曖昧になってしまうのでうっかり誰かに変な連絡を送らないように注意する。
私という溶媒は溶質をよく溶かすしよく混ざることよと思う。
水にあこがれているし万物の中だとたしかに水になりたいんだけど、人間としてはあまりにも混ざり合うことはあまりよくないんだよな。
なぜかというと人間は水にはなりきれないから。溶かしきれないし溶けきれないし、流しきれないし流れきれないから。
国破れて山河あり、とかいうが、荒野のうつくしさはどの心にも共通なのだろうか。
我々の動向とは無関係に森羅万象はうつくしい、ということを心から信用している。