終わった話

経過した事物

2020.11.29

ふと思い立って、お風呂に浅く水を張ってリンスを溶かし、縮んだまま放置していたセーターを沈めてみた。

こうすると縮んだ繊維が元に戻るらしい。

2年前に縮んだセーターは元に戻らなかったが、1年前に縮んだセーターは元に戻った。

故事成語みたいな結果だな、と思った。

 

昨日あたりから、現実に回想が重なるようになってきた。

小説を読んでいるときのように、目の前は見えているのに頭の中では想起されたイメージを見ているような感じ。

いつもそうこうしているうちに、ここがどこでわたしがだれかわからなくなってしまうんだよな。

無理せず、最低限の用事を済ませて帰宅する。

 

頭の中のイメージにかまいたくないので、Amazon primeでアニメを見続けた。

こういうときに読書などをするとすぐに想像が暴走してしまうので、一方的に情報が与えられるコンテンツの摂取が適している。

のだめカンタービレの配信が12月10日までらしく、その事実がちょうどいい口実になってくれた。

ただ、何も生み出していない時間を過ごすことに、なんとなく罪悪感がある。

もっとなにか大事なやるべきことがあるような気ばかりする。別にそんなものはないんだけれども。

それにしても、千秋先輩ってこんなに格好悪かったんだっけ。

かつてはたいそう大人に見えたけど、彼らはおおむね学部2〜3年生の二十歳そこそこの学生なんだもんな…。

 

夜は友人と焼肉屋で冷麺フェスに参戦した。

冷麺をメインに肉をすこしだけ食べるはずが、サラダも鶏も豚も牛も冷麺もたいらげて食後のデザートまで嗜むまつりっぷりだった。

金曜日に思い切ってピザをとって以来、自分でもおどろく程に食欲が増している。

しばらく食べられない時期もあったので、食べられるときに食べたほうがいいなと思っている。

ので、そのぶん明日から腹筋などをします、と食後のメロンソーダに誓った。

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